Q.半月板損傷の治療方法は何ですか?
急性期と言って受傷してすぐは固定が第一選択となります。その後リハビリを行います。重度の半月板損傷の場合は手術を検討することが必要です。
Q.半月板損傷の治療にはどのくらいの期間がかかりますか?
数週間から数ヶ月かかることがあります。
Q.半月板損傷を予防する方法はありますか?
適切な運動と関節を保護するトレーニングが予防に役立ちます。
Q.半月板損傷(はんげつばんそんしょう)とはどんなケガですか?
膝の関節の中でクッションの役割を果たしている軟骨(半月板)が、スポーツでの急な切り返しや、加齢によってもろくなり、ひびが入ったり裂けたりしてしまうケガ(病気)です。
【院長の所感】スポーツ選手が「膝をひねってブチッといった」と運ばれてくるケースだけでなく、40代以降の方が「立ち上がろうとしただけで急に膝が痛くなった」と来院されるケース(変性断裂)が非常に多いです。半月板が傷つくと、膝の曲げ伸ばしで激しい痛みが走り、水が溜まってパンパンに腫れ上がります。膝の寿命を大きく縮める原因となるため、早期の正確な診断と適切な処置が命運を分けます。
Q.膝が引っかかって伸びない(ロッキング)のですが、どうすればいいですか?
裂けた半月板の破片が関節の隙間に挟まってロックされている状態(ロッキング)です。絶対に無理やり伸ばそうとせず、少し曲げた一番楽な姿勢のまま、大至急当院または整形外科へお越しください。
【院長の所感】「痛くて膝が真っ直ぐにならない!」とパニックになる患者様が多いです。このロッキング状態を無理に「エイッ!」と伸ばそうとすると、挟まった半月板がさらに粉々に砕け、手術でも縫えなくなってしまいます。我々は、関節の構造を熟知しているため、特殊な手技(牽引や回旋)を用いて、挟まった半月板をそっと元の位置に解除する(ロックを外す)技術を持っています。素人判断は本当に危険です。
Q.手術をせずに整骨院で治すことはできますか?
半月板の「外側」の血流がある部分の小さな亀裂であれば、保存療法(当院での治療やリハビリ)で修復・改善する可能性があります。しかし、「内側」の血流がない部分が大きく裂けたり、ロッキングを繰り返す場合は手術(縫合や切除)が必要になります。
【院長の所感】「どうしても手術は避けたい」というお気持ちは痛いほど分かります。半月板には血が通っている部分(治る可能性がある部分)と、血が通っていない部分(自然には治らない部分)があります。我々は徒手検査(マクマレーテスト等)で損傷部位を推測し、保存療法で治せる限界を見極めます。治る見込みがないのにダラダラと通わせるような無責任なことはせず、必要な場合は速やかに信頼できる専門医をご紹介します。
Q.病院で「加齢で半月板が傷んでいる」と言われました。スポーツはしていません。
40代以降になると半月板の水分が減り、ゴムのようにしなやかだった組織が「もろい乾燥ワカメ」のようになります。そのため、階段を下りる、しゃがむといった些細な日常動作でも、簡単にヒビが入ったり裂けたりするのです(変性断裂)。
【院長の所感】「何も悪いことしてないのに!」とショックを受けられますが、これは誰にでも起こり得る加齢変化の一つです。加齢による損傷の場合、手術(切除)をすると後々「変形性膝関節症」になりやすくなるため、まずは当院での保存療法(筋力強化と関節の動きの改善)を強くお勧めします。手術を回避して、痛みなく日常生活を送れるようになる方は大勢いらっしゃいます。
Q.痛い部分は温めるべきですか?冷やすべきですか?
痛めた直後や、膝に水が溜まって熱を持っている急性期は「冷やして(アイシング)」ください。痛みが慢性化し、膝がこわばっている時期は「温めて」血流を良くするのが正解です。
【院長の所感】半月板が傷つくと、関節の中で激しい火事(滑膜炎)が起き、水が大量に溜まります。この時期にお風呂で温めると火に油を注ぎます。まずは氷でしっかり冷やし、当院のハイボルテージ治療で強制的に火事を鎮火させます。炎症が落ち着いてきたら、今度は超音波治療器などで深部をポカポカに温め、組織の柔軟性を取り戻すフェーズに切り替えます。このタイミングの見極めはプロにお任せください。
Q.整骨院ではどんな治療をしてくれますか?
炎症と痛みを抑える最新の「電気治療(ハイボルテージや超音波)」に加え、膝に過剰な負担をかけている「太ももの筋肉の硬さ」や「股関節・足首の歪み」を整え、膝関節がスムーズに動く環境を作ります。
【院長の所感】半月板を痛める方の多くは、膝がねじれたまま曲げ伸ばしをする「悪い動作の癖」を持っています。いくら電気で痛みを引かせても、このねじれ(アライメント異常)を直さない限り、半月板はこすれ続けてまた破れます。当院では膝だけを診るのではなく、股関節や足首のロックを解除し、膝が真っ直ぐに動く「美しい軌道」を取り戻す根本治療を徹底して行います。
Q.サポーターは着けたほうがいいですか?
はい、痛みが強い時期や歩行時は、膝のねじれを防ぐために金属の支柱が入ったしっかりとしたサポーター(装具)を着けることが、半月板をこれ以上傷つけないために非常に有効です。
【院長の所感】「サポーターは歩きにくい」と嫌がる方がいますが、半月板損傷において「膝のねじれ」は絶対に防がなければならない最重要項目です。サポーターはそのねじれを物理的に防いでくれる強力な鎧になります。当院では、患者様の膝の形や症状に合ったサポーターの選定から、効果的なテーピングの巻き方まで、日常生活の不安を取り除くためのサポートを惜しみません。
Q.治るまでにどのくらい期間がかかりますか?
保存療法の場合、炎症が引いて歩行時の痛みが気にならなくなるまでに約1〜2ヶ月、その後太ももの筋肉(大腿四頭筋)を鍛え直してスポーツや元の生活に完全復帰するまでに、3ヶ月〜半年程度の期間を要します。
【院長の所感】半月板は血流が乏しいため、修復にはどうしても時間がかかります。痛みが取れたからといって筋力が戻っていない状態で動くと、クッションがない膝にダイレクトに衝撃がかかり、再び激痛に襲われます。「焦らず、筋トレをサボらないこと」が完治への絶対条件です。当院のEMSを使えば、膝に負担をかけずに安全に筋力アップができます。一緒に根気よく頑張りましょう。