Q.ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)とはどんな症状ですか?ゴルフをしてなくてもなりますか?
手首を内側に曲げたり、物を強く握ったりする筋肉の付け根(肘の内側)が炎症を起こす症状です。ゴルフのダフリ(地面を叩く)などで発症しやすいですが、重い荷物を持つ仕事や、フライパンを振る家事、長時間のパソコン作業など、日常生活の手首の使いすぎでも頻繁に起こります。
【院長の所感】「ゴルフなんて一度もやったことがないのに!」と驚かれる患者様がとても多いです。肘の「内側」にある骨の出っ張りが痛むのが特徴で、外側が痛むテニス肘に比べて、近くに太い神経(尺骨神経)が通っているため、しびれを伴いやすく治りにくい傾向があります。指や手首を動かす負担が全て肘の付け根に集中して悲鳴を上げている状態ですので、手首の使い方を見直す必要があります。
Q.痛いけれど、ゴルフの練習(打ちっ放し)は続けてもいいですか?
痛みが強い時(急性期)は、クラブを振る動作を絶対に中止(安静)してください。痛みを我慢してスイングを続けると、腱がボロボロに引き裂かれ、治癒までに半年以上かかる重症に陥ります。
【院長の所感】「コンペが近いから休めない」「スイングを変えれば痛くないから」と練習を強行する方がいますが、これは火事の現場にガソリンを撒いているのと同じです。ゴルフ肘は腱の微小断裂(細かいスジの切れ)です。休んでいる間に、当院で徹底的な消炎治療を行い、下半身や体幹のトレーニングに切り替えてください。手打ちにならないフォーム作りのための「急がば回れ」の期間です。
Q.自分で痛い部分をマッサージしたりストレッチしてもいいですか?
痛い骨の出っ張り(肘の内側)を直接強く揉むのは絶対にNGです。炎症が悪化します。また、痛みを我慢して手首を反らせる強引なストレッチも腱を痛めつけます。
【院長の所感】「痛いからほぐそう」と、患部を反対の手でグリグリ押し込んでしまう方が非常に多いのですが、これは傷口をヤスリで削る自傷行為です。肘の痛みは「被害者」であり、本当の犯人は「肘から下(前腕)の筋肉の異常な硬さ」です。ご自宅ではお風呂で腕全体を温め、前腕のふくらみを優しくさする程度にとどめ、根本的なロック解除は我々の手技にお任せください。
Q.整骨院ではどんな治療をしますか?超音波は効きますか?
肘の奥深くの激しい炎症を「ハイボルテージ治療」や「超音波」で最速で鎮火させます。同時に、腕全体の筋肉をフワッと緩め、肩甲骨から手首までの連動性を滑らかにする根本的な骨格調整を行います。
【院長の所感】ゴルフ肘の治療において、手技だけで腱の奥深くの炎症を引ききるのは困難です。だからこそ、当院の最新電気治療器が最強の武器になります。痛みを注射を使わずに素早くブロックし、細胞レベルで組織の修復を促します。さらに「なぜ肘に負担がかかるのか」という肩甲骨の硬さ(手打ちの原因)を修正することで、再発の連鎖を完全に断ち切ります。
Q.肘のサポーター(エルボーバンド)は一日中着けたほうがいいですか?
仕事やスポーツ、家事など「手や腕を使って負担がかかる動作をする時」のみ装着し、安静にしている時や寝る時は必ず外して血流を良くしてください。
【院長の所感】エルボーバンドは、筋肉の引っ張る力が直接肘の付け根に伝わらないようにする「防波堤」の役割を果たします。しかし、24時間着けっぱなしにすると筋肉が痩せ細り、血行不良で治りが遅くなります。当院では「肘の痛いところから指何本分下の位置に、この強さで巻く」という、最も痛みを軽減できる正確なバンドの装着位置を細かくご指導しています。巻き方を間違えると全く意味がないので注意が必要です。
Q.スイングのフォームが悪いから痛くなるのでしょうか?
はい、大いに関係しています。下半身や体幹の捻転(ねんてん)が使えず、腕の力だけでクラブを振ろうとする「手打ち」や、ダウンスイングで右肘が体から離れるようなフォームは、肘の内側に強烈なストレスをかけます。
【院長の所感】「痛みが取れたから」と以前と同じスイングで復帰すれば、100%再発します。私は柔道整復師として、体の解剖学的な連動性からフォームのエラーを分析します。肩甲骨周りの筋肉が固まっていれば、物理的に正しいスイング軌道は作れません。「背中のロックを外せば、腕はムチのように勝手にしなるよ」と、体に無理のない美しいスイングができる骨格に作り変えるお手伝いをします。
Q.湿布や痛み止めだけで治りますか?
湿布や痛み止めは一時的に痛みの感覚を麻痺させているだけで、根本的な解決にはなりません。筋肉の異常な緊張や腱のダメージを修復しなければ、薬が切れたら必ず再発します。
【院長の所感】「何ヶ月も湿布を貼り続けてかぶれてしまった」と途方に暮れて来院される方が多いです。痛みを抑えている間に、当院の手技と特殊電気で前腕の筋肉をフワッと緩め、腱への引っ張りストレスをゼロに近づける根本治療を行わないと、一生ゴルフを楽しめない体になってしまいます。薬はあくまで「補助」と考え、根本から治す決断をしてください。
Q.治るまでの期間はどのくらいですか?
軽度の炎症であれば数週間で痛みが和らぎますが、長期間放置して慢性化している(腱が変性している)場合は、週1〜2回の通院で3ヶ月〜半年以上かかることもあります。
【院長の所感】腱の血流は筋肉に比べて乏しいため、どうしても組織の修復には時間がかかります。「一発で治して明日のラウンドに行きたい」というお気持ちは痛いほど分かりますが、ゴルフ肘は「三歩進んで二歩下がる」を繰り返しながら良くなっていきます。焦らずに、当院の治療を重ねていけば、確実に「ダフっても痛くない!」というゴールにたどり着けます。諦めずに一緒に頑張りましょう。